No.2032 発行日:平成18年10月18日
 
 本日のプログラム
 ●外部卓話 「米山月間にちなんで」  佐藤二郎PG
 次週のプログラム 
 ●職場訪問
   日本コンクリート工業(株) 職業奉仕委員会

前例会報告 第2286回 2006/10/11(水)

 会長挨拶   大林  稔 会長
 こんにちは、本日はスッキリしない天候です。
 今日は、下館クラブの公式訪問日でいろいろご指導をいただくことになっております。
 それでは、ここでお客様のご紹介をいたします
  ○ 2820地区 佐藤  衛  ガバナーです。
  ○ 第六分区   浜野  紘嗣 ガバナー補佐です。
  ○ 2820地区 長谷川 国雄 地区幹事です。
  ○  〃     清田  義孝 地区副幹事です。
  つづきまして、
  ○ 下館RAC  潮田  武彦君 です。
 ようこそおいでいただき、ありがとうございます。

 本日の公式訪問に、佐藤ガバナーにおかれましては遠路お出かけいただきましてまことにありがとうございました。
 午前中の会長・幹事会に引き続き今日一日のご指導をよろしくお願いいたします。
 又、浜野ガバナー補佐には、私どものクラブからの推薦でもあり、より良いサポートをお願いいたしたく思っております。
 IRの今年の提唱テーマは『率先しよう』であり7月からそのテーマに沿って着々と進んできましたが、佐藤ガバナーから卓話をいただきますとクラブの全会員が自分から、あらゆる事柄に、より『率先しよう』ということになると思います。
 ここで先週の報告をいたします。
 担当の新世代委員会から会報で速報しましたが、筑西市立関城中学校で『筑西市少年の主張大会』が実施(下館ロータリークラブ後援)されました。〔下館市時代から通算で13回となります〕 第6回目の時(2000.5.1付け)この大会を後援している実績が認められて、RI会長賞の「意義ある業績賞」をその前の年に職業奉仕委員会の『よろず相談』に引続き連続受賞しました。地区内中学生等が
 健やかに成長し自ら社会の一員としての自覚と責任感に目覚め == 広い視野や創造性 == を身に付けさせ、作文力・発表力の醸成を下館ロータリークラブが応援している訳ですね。
 結果として、16・17・18年度の3年連続でトップの知事賞をこの大会の発表者が獲得しており、関東・甲信越大会へ進んでおり、会員の子弟や関係者等も毎年出場しております。
 このような地域社会への参画応援等は会員一同で今後も続けることをお願いして挨拶といたします。

 幹事報告   加藤 昌美 幹事
1、 GSA派遣に下館ローターアクトクラブの潮田武彦君が内定しました。
2、 第27回RYLAセミナーに、中西新世代奉仕委員長及び下館ローターアクトクラブ2名が参加。
3、 下館国際交流友の会より
「外国人のための日本語教室第28期開講式」の案内が届いております。
   日 時  平成18年10月24日(火)PM7:00〜
   場 所  しもだて地域交流センター
4、 10月2日実施の「赤い羽根、街頭募金」の礼状が届いております。
5、 例会場変更のお知らせ
 笠間ロータリークラブ
 ・10月19日(木)の例会は、午後6:30〜 クラブフォーラムの為
 ・10月26日(木)の例会は、10月25日(水) 水戸プラザホテル 
   第4分区7RC合同例会の為
 
 第2820地区 佐藤衛ガバナー公式訪問 卓話
 ただいまご紹介をいただきました、本年ガバナーをつとめさせていただいております佐藤衛と申します。本日は、第六分区浜野ガバナー補佐とともに公式訪問にお伺いいたしました。
 下館ロータリー・クラブの皆様には、平素より地区の運営と活動に対しご理解とご協力をいただきまして誠にありがとうございます。また、浜野紘嗣第六分区ガバナー補佐、細谷貢ローターアクト委員、永盛武研究グループ交換委員、永盛宣也米山奨学委員会学友委員に出向いただき地区運営の中枢を担っていただいており、改めまして感謝申し上げます。
 まず最初に、6月に開催された国際年次大会のご報告を申し上げます。6月13日第3回一般セッションの中で、特別業務セッションが開催され、2007-2008年度RI会長選挙の際の理事会決定に対する提訴とブラジルの地区ガバナー選挙の際の理事会決定に対する提訴についての代議員投票に於いて皆様からお預かりした信任状より付与された投票権を行使して参りました。
 さて、ビル・ボイド本年度RI会長の提唱されたテーマは、「率先しよう」であります。これは未来のよりよい社会の実現のためそれぞれのできることをそれぞれの方法で先頭に立って実践しようと呼びかけています。また、このテーマには「ロータリアンが世界を変える力を持っている」というボイド会長の信念を表しているともいっておられます。
 私たちロータリアンが一番率先しやすいことは、ロータリー活動ではないでしょうか、出席や増強、例会の充実など自クラブの活動を個々の会員が率先することにより、より多くの地域社会のニーズや、国際社会のニーズを感じとることができ、より効果的な奉仕につながると信じております。
 7月1日のガバナー会に於いて今年のテーマ「率先しよう」をもっとわかりやすくするために、「率先しよう、まずあなたから」と「まずあなたから」をつけるとすごくわかりやすくなるという話を聞きました。なるほどと思いましたが、自分は若輩者で、そのようなことを申し上げては、何を生意気のことを言ってるんだとしかられてしまいそうなので、わたしは、「率先しよう、まず自分から」と言い換えることにしました。是非皆様も、そのように言い換えて率先垂範なさっていただければと思います。
 ボイド会長の強調事項は昨年に引き続いての「水保全」「識字率向上」、「保健および飢餓」そして再び取り上げられた「ロータリー家族」です。
 水についてはよく言われることですが、地球上の水の2.5%しか真水はなく、そのうち氷河や極の氷が68.7%地球深部の地下水30.1%永久凍土0.8%とその中で私たちが使える大気中や地表近くの真水は0.4%しかないのです。つまり水の惑星といわれるほど豊富な水を誇る地球全体の水量の0.01%しか使えないのです。
 世界の水消費量は1990年からの6年間で6倍に増えており、これは人口増加の倍以上の速さになっています。国連の調査によると、現在60数億の世界人口のうち14億人が安全な水を飲めず、26億人が下水施設などのまともな衛生施設を持っていません。世界人口の18〜20%が水に関連した病気にかかり1日6,000人が死亡しています。しかも、そのほとんどが5歳以下の子供なのです。 
 日本にいると、なかなか水問題の深刻さが実感できません。しかし、日本は食糧の輸入大国です。食料の自給率は40%しかありません。他の先進国はカナダの161%を筆頭に、フランス132%、アメリカ125%、ドイツ96%、イギリス74%ですからいかに日本の食糧自給率が低いかおわかりだと思います。
 穀物1トンをつくるには1,000トンの水がいるといわれていますので、日本の食糧は世界各地の水に支えられているということを考えると私たち日本人にとっても水問題は深刻なのです。
 このような状況下、私たちも何ができるかをそろそろ考えなくてはならないような気がします。
 次に、「識字率」ですが、私たち日本人にはあまりなじみがないと思っていた問題でしたが、昨年度萩原ガバナーの「国内の外国人に対する識字率向上」のお取り組みにより、当地区のロータリアンにとっては、身近な問題として認識することができました。また、いろいろな場でお話をさせていただきました結果、他地区にもこの活動が広がることになりそうです。
 ボイド会長もいっておられますが、識字率の向上は国家や社会の安定と反映に欠かせないもので、個人の識字能力は生命の安全や、貧困からの離脱などその個人の生存権に欠かせない重要な要素であると考えます。「識字率」の問題は一朝一夕に解決することではありませんので、地区といたしましては今後も引き続き活動していこうと考えております。
 「保健および飢餓」については、日本ではポリオ・プラスというロータリー財団の業績で、すべてのロータリアンの知るところとなっていますが、2006年1月現在、症例を報告しているのは8カ国のみ(インドネシア、イエメン、ソマリア、 エチオピア、アンゴラ、ネパール、ニジェール、チャド)にまで押さえ込まれており、根絶への光が見えてきたといわれております。しかし、まだまだ撲滅までには数億ドルの資金が必要といわれておりますのでポリオ・プラスへの寄付もよろしくお願いしたいと思います。
 強調事項の最後は「ロータリー家族」であります。これは、一昨年以来再び取り上げられました。特に今回はロータリアンの家族ばかりではなく、新世代、つまり、青少年交換、インターアクト、ローターアクトといった青少年プログラムに目を向け、その重要性を述べておられます。
 ロータリーの未来ひいては国家の未来を左右する青少年にたいしどうすれば私たちロータリアンが模範を示すことができ、彼らの中に寛容や誠実さを育むことができるのでしょうか。今年私は、青少年育成委員会を新設いたしました。2003-2004年度片岡ガバナー時代に作成したロータリー派遣講師リストと職場体験受け入れリストを再整備し、このすばらしい青少年育成のためのプログラムを、軌道に乗せたいと思ったからです。こんなにすばらしいものをただ埋もれさせていいわけがありません。
 青少年を取り巻く社会や教育の荒廃が叫ばれている今、教育現場のニーズとして学外講師や体験学習が重要視されつつあります。ロータリーの豊富な人材と体験の場を提供することは、私たちに課せられた責任であると考えます。できるだけ多くのロータリアンにご登録をいただきたいと思っています。そして、積極的に自治体や学校にアピールをしていただき、プログラムを推進していただきたいと思います。
 ここで、地区から皆様にお願いをしている目標についてお話しいたします。 
 まず、増強ですが1クラブ1名純増です。1名の純増というと簡単なように聞こえますが、その難しさはよくおわかりのことと思います。これはRI会長賞の必須項目になっています。
 次に、強調事項に関連するテーマでの1プロジェクトの完遂をお願いいたします。クラブ単独で完結するプロジェクトもすばらしいことですが、国際奉仕事業や社会奉仕事業での、他クラブあるいは地区との合同事業にも是非力をお貸しいただければ、あまり積極的に事業を推進されないようなクラブへも、もっと感動を広げることができるのではないかと考えています。
 3番目は、RI会長賞申請権利の獲得です。この条件は、1名の純増と「会員増強」「クラブ奉仕」「職業奉仕」「社会奉仕」「国際奉仕」の5分野のうち4分野からそれぞれ一つの活動を遂行するということです。それぞれの分野の一つの活動といいますが、5つすべての分野にすでにやられている活動が一つは必ず入っていますので、純増1名と強調事項に関するテーマでの1プロジェクトを完遂いただければ申請の権利は獲得できるはずですのでこれを目標にクラブの活性化を図っていただきたいと思います。
 ロータリー財団支援に関しては1人130ドル以上の年次寄付と、お1人の新ベネファクターをお作りいただきたいと思います。ご存じの通り年次寄付の50%が3年後にDDF(地区財団活動資金)として地区へ帰ってきます。つまり、私の年度に寄付額を減らすと3年後のガバナーにご迷惑をかけるということになります。
 米山奨学事業では、普通寄付と特別寄付の合計1人あたり20000円以上の達成をお願いいたします。現在23名の奨学生がおりますがそれでも、お世話いただけるクラブは半数に満たないということになります。これも寄付額が減ってしまうと、奨学生の数を確保できなくなってしまいます。
 さていろいろ申し上げましたが、最後にもう一つお願いがございます。それは、ロータリーを語り合ってほしいということです。昨今、ロータリーの問題というと会員の減少と、出席率の低下など目の前に具現している問題ばかりが取り上げられ、その問題の本質にまで掘り下げた議論がなされているでしょうか。
 会員の減少や出席率の低下は、ややもするとRIや地区や自クラブの運営面、すなわち資金確保や人員確保でのみかたられ、ロータリーの質や存在意義の希薄化、帰属意識の低下など、本来議論されなければならないことが議論されないクラブになっていやしないでしょうか?ロータリーって何?職業奉仕って何だ?社会奉仕と職業奉仕の違いは?そんなことが、議論されたらもっとよいクラブに、効果的なクラブになると思っています。
 時代の変遷や、ニーズの多様化に対応し100年続いたロータリーだからこそ、1905年ポール・ハリスが創設した当時のロータリーの思想や、私たち日本のロータリアンの先達がロータリーの日本化を試みたあかし「大連宣言」を知っておく必要があるのではないでしょうか。そんな過去を語り、ロータリー現状や未来を議論することが、ロータリーのさらなる100年に向けて、日本のロータリーのさらなる成功に向けて今必要なことのような気がしてなりません。
 結びに、下館ロータリー・クラブのますますのご発展と会員の皆様のご健勝をご祈念申し上げ、私の卓話を終えたいと思います。ご静聴ありがとうございました。

 Smile Box (順不同)   諏訪 哲也 委員長
大林 稔さん⇒ ○佐藤 衛ガバナー御一行の御指導をよろしくお願いいたします。 ○下館RAC潮田武彦君を歓迎して。
加藤昌美さん⇒ ガバナー公式訪問を記念して、佐藤ガバナー、浜野ガバナー補佐、宜しくご指導下さいますようお願いいたします。
細谷 貢さん、永盛宣也さん、永盛 武さん⇒ ガバナーの公式訪問を祝して
新井雅勝さん⇒ 佐藤ガバナーの公式訪問を記念して
井狩浩一さん⇒ 佐藤ガバナーの公式訪問を記念して
中沢元太郎さん⇒ 佐藤ガバナーの御来訪を記念して
荒川洋一さん⇒ 佐藤衛ガバナー公式訪問を記念して
星野英夫さん⇒ 佐藤ガバナーの来訪を記念して
渡辺 進さん⇒ 佐藤ガバナーの公式訪問を記念して。 先週はタイヤバーストの為、欠席申し訳ありませんでした。
仁平義光さん⇒ 佐藤ガバナーの来訪を記念して
関谷 徹さん⇒ 佐藤ガバナーの来訪を記念して
早瀬浩一さん⇒ 佐藤ガバナーようこそおいでいただきました。同じ自動車業界に勤めるものとして誇りに思います。
百目鬼博行さん⇒ 佐藤ガバナーの御来訪を記念して
司代隆之さん⇒ 佐藤衛ガバナーの公式訪問を記念して
永盛友治さん⇒ 佐藤ガバナーの来訪を記念して。本日はご指導よろしくお願いします。
栗原正直さん⇒ 佐藤ガバナーの来訪を記念して。本日はご苦労様です。
溝口明洋さん⇒ 佐藤ガバナーの来訪を記念して。本日はよろしくお願いいたします。
須藤 昂さん⇒ 佐藤ガバナーの御来訪を記念して。
川連秀典さん⇒ 佐藤ガバナーの来訪を記念して。
新井貞男さん⇒ 佐藤ガバナーの来訪を歓迎して。
諏訪哲也さん⇒ 佐藤ガバナーの来訪を記念して。

 本日の合計 ¥52,000  累計 ¥560,000

 出席状況報告   関谷 徹 委員長
例会日 会員数 出 席 欠 席 病 欠 免 除
10/11 64 49 7 1 7
 

 メイクアップ

10/4 筑西市少年の主張大会
   滝田昌甫さん、永盛宣也さん、小林一彦さん、中西悦夫さん
   荒川洋一さん、新井雅勝さん、星野英夫さん、大林 稔さん
   加藤昌美さん
10/8 2820地区情報委員会
    中丸 健さん、浜野紘嗣さん、柳沢和巳さん
10/10 下館紫水ロータリー
   浜野紘嗣さん

下館ロータリークラブ会報・発行責任者/大林 稔 会報委員長/横山政人 副委員長/増渕文夫 委員/須藤憲一